思いがけずいい映画に出合えるとうれしい!おすすめ3本
週末は映画を観ていることが多くなりました。
お天気が悪いのもあるし、すっかりステイホームが染みついてしまっているようです。
Amazonプライムビデオでいろいろと検索しながら気になる映画を選んでは観ています。
今まで知らなかったけど、観てみたら思いがけずいい映画だったりすると、ちょっと得した気分でうれしくなります。
そんな映画3本を並べてみます。
はじまりはヒップホップ
ニュージーランドのある島に住む60代~90代のお年寄りの男女が、ヒップホップの世界大会を目指すストーリー。
ドキュメンタリータッチでストーリーが続きます。
最初はステップだっておぼつかなかったのですが、練習するにつれてだんだんと形になっていき、それにともなってお年寄りの表情も明るくなっていきます。
世界大会を目指すといっても、現実問題として大きなお金がが必要だったり、健康上の理由から島を出ることをためらっていたり、そんな問題にも直面していくのですが、そんなことも乗り越えつつ、夢が現実へと近づいてくるようになります。
お年寄りのひとりが『Age is just number』っていっていたのが、とてもかっこよくて、すごく印象的でした。みんながかわいくて、素敵。
観終わったら、なんかじんわりと、元気がもらえるような、そんな映画でした。
Viva!公務員
イタリアでは公務員になれば一生収入を保証される安定した職。そんなことから、主人公のケッコは、幼いころから将来の夢を「公務員」と答えて、それを実現していました。
現在のケッコは、マンマがおいしいご飯も作ってくれるし、身の回りの世話もしてくれるし、お気楽な独身生活を送っています。
しかし、政府が公務員の削減に乗り出し、ケッコもリストラ対象に。
早期退職するか、異動するかの選択をしなければならないことに。
ケッコはなんとしても公務員は辞めるつもりはない!と早期退職の勧めを蹴ったため、イタリア各地から、極寒のノルウェーなど、いわゆる「僻地」へ異動させられます。
そんなノルウェーである女性と知り合い、新しい生活も始まってくるのですが、そこでもケッコは公務員の特権にしがみついたため、愛想をつかされてしまうのですが・・・
公務員にしがみつくケッコがおもしろくて、でもちょっと社会風刺も効いていて、イタリアの公務員ってこんな感じなのねー(映画とはいえ、けっこうリアルにありそうだったり)というのもわかる、コメディ映画。
テンポが良くて、楽しく観られます。
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人生、ここにあり!
Viva公務員!を観終わったあとに、おすすめとして出てきたイタリア映画。
1980年代に法律で精神病院が廃止になったイタリアで起こった実話を元にした映画。
精神病の元患者が生活をする組合に左遷された、ネッロ。
元患者たちは、薬漬けになり、封書をたたんで切手を貼る、というような単純作業ばかりして毎日を過ごしています。
その切手を貼ることさえ、真っ直ぐに貼ることができずに、どの封筒にも切手があちこち飛んでいってしまっているというような状態。
でも、ある時ネッロは、その切手がただ雑に貼られたものではなくて、ストーリーをもって(パラパラ漫画のように)貼られたことに気づきます。
元患者たちの、内なる才能、力を感じたネッロは、彼らに建築中の建物の床張りなどを「仕事」として与えていくようになります。
最初はなかなかうまくいかなかったのですが、だんだんと認められ、収入も得るようになり、自立心も出てくるようになります・・・
これは想像以上に、いい映画でした。観てよかった。
人のことを、自分で決めつけていないか、色眼鏡で見ていないか、人そのものに向き合っていられるか、いろんなことを考えさせられました。
これは2008年にイタリアで上映された際、54週ロングランという大ヒットした作品なのだそうです。
今まで知らなかった。こんな映画に出合わせてくれてありがとう、と思った映画でした。
ウォッチリストに入れているのはまだまだあって、まだまだたくさん楽しめそうです。
1はこちら。
これはやっぱり便利。
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今日もお読みいただきありがとうございました。