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シンプルに暮らしたい、日々の記録。

【ひと足早い、読書の秋を楽しむ どっぷり読んだ本たち】

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早めの読書の秋の日々

ブログの更新がだんだん疎かになってしまってました💦

その分、読書を楽しんでいた夏でした。

部屋でエアコンを効かせて、外出先でお茶をしながら、電車の中のわずかな時間で・・・本に没頭する時間はやっぱりいいものだなと。

 

そして、今まであまり手に取ることのなかった作家の本をあえて読んでみたり。

自分のための備忘録も含め、ここ最近読んだ本たちです。

 

騙し絵の牙(塩田武士)

昨年の秋にたまたま観たドラマで、その原作者だった塩田武士さんという作家さんを知り、本を読んでみたいなと本屋さんで探してみました。

いくつかある中で、まず選んだのがこの本。

出版社を舞台にした作品で、人気雑誌の編集長が主人公。

この主人公は、大泉洋さんを当て書きしています。(小説で、特定の俳優さんを当て書きするケースは今までほとんどないそうです)

 

だから、この編集長はまさしく大泉洋さんっぽくて、出版業界の内情もとてもリアル(に見えて)で、でもそれだけではない話の展開に、最後まで引き込まれてしまいました。

 

路~台湾エクスプレス~(吉田修一)

NHKでドラマ化されたのを観て、原作本を手に取りました。

台湾に日本の新幹線を走らせるために、台湾に駐在することになった日本の商社勤務の春香、今は日本で暮らす台湾出身の建築家、戦前に台湾に住んでいた老人のかつての台湾の友人に対する永年の想い、台湾人の青年の気持ちの移り変わりなど、新幹線事業を軸に、それぞれの想いが交錯していく数年間を描いた作品。

 

ドラマだと、コンパクトにまとめられてしまった感があったので、こちらの小説の方が読み応えがあってよかった。

それぞれのストーリーもいいのだけれど、台湾の人の温かさみたいなものも行間から感じられた。また自由に旅行ができるようになったら、台湾にまた行きたいな。そしてこの新幹線にも乗るんだ!と決めましたw

 

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罪の声(塩田武士)

『騙し絵の牙』がおもしろかったので、再度手に取った塩田作品。

40代中ごろ(?)以上なら、絶対知っているはずの、未解決事件をモデルにした作品。

実際の事件の発生日時や脅迫状、挑戦状などをベースに、それを30年以上経ってから改めて掘り起こそうとしている新聞記者と、自分が事件に関わっていたのではないかと、30年以上経って初めて知ることとなる、当時の子供が主人公のフィクション。

 

実際の事件の発生当時は、わたしも子供だったのだけど、その事件のことや、独特な言い回しの脅迫状、お菓子が回収されたことなどは、今でも何となく覚えています。

 

実際の事件の展開や脅迫状の内容等は、ほぼ史実通りに書かれていて(企業名は変わっていますが)でも、ストーリーはフィクションで、読みながら、本当に犯人像に迫っていくような、不思議な感覚でした。(まぁ30数年前の未解決大事件が、数ヶ月の取材で解明されていくのは、小説ならではだけどw)

 

一度読み終わってから、さらっと読み飛ばしたところにもう一度戻って軽く読んでいこうと思ったら、また最初からちゃんと読んでしまったくらい、引き込まれてしまった。(530ページを2周w)

秋に映画が公開になるそうです。

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本当はまだ他にも読んでいますが、今日は3冊だけ。

久しぶりにどっぷりはまった小説たちでした。

これから読書の秋本番。

読みたい本もまだまだ溜まっている。デジタルよりアナログな秋になりそうです。

 

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今日もお読みいただきありがとうございました。

 

 


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