【秋にしっとり読みたい 大人の恋愛小説『マチネの終わりに』】
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秋にしっとり読みたい、大人の恋愛小説『マチネの終わりに』
本屋さんにたくさん積まれていた、こちらの本が気になりました。
平野啓一郎 著)マチネの終わりに
11月の終わりに、福山雅治さんと石田ゆり子さん出演で映画公開されるということで、原作本がたくさん置かれていたようでした。
平野啓一郎さんは、初めて読む作家さん。
でも、福山雅治さんも石田ゆり子さんも、どちらも好きなのでそちらが気になり読んでみることに。
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久しぶりに、恋愛小説というものに浸りました。
40代という、それぞれがキャリアを積み上げてきた中で出会った2人は、互いに惹かれ合いながらも、ただ好きだとか一緒にいたいとかいう気持ちだけでは動くことができなくて、切ない方向へ向かっていってしまいます。
また、ただの恋愛話というだけでなく、そこにイラクでのテロ、難民問題、長崎での被爆、東日本大震災などを描きつつ、パリ、東京、ニューヨークと舞台が変わります。
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読んだのは夏の暑い時期でしたが、これはもっと秋が深まってからじっくり読んでいきたいなと思った作品でした。
天才クラッシックギタリストでもある、主人公が奏でるクラッシックの数々・・・クラッシックは全然わからないのですが、そのひとつひとつをギターで聴いてみたい、そんな気持ちにもなりました。
久しぶりに読んだ恋愛小説は、展開がちょっと切なくて、途中ずっしりときてしまうところもありましたが、小さな気持ちのすれ違いやほころびが、同世代だからこそきっとわかることも多くて、どっぷりと浸ってしまいました。
秋の読書におすすめです。
映画もきっと観ちゃうな。
今日もお読みいただきありがとうございました。