スピーチやプレゼンでもあがらずにうまくやるコツ
20代はバスガイドをしていました。
50人近い人の視線が集まる前で話をする仕事。
プライベートで小さなグループの中で話をするときは、話をリードするタイプではなく、聞いている方が好きなのですが、パブリックな場で大人数の前で話をすることや、あいさつ、プレゼンなど、それほど苦ではありません。(そんな機会はもうあまりないですが・・・)
それはやはりバスガイドとしての仕事で鍛えられたからかなと思っています。
春は出会いや別れの季節。
人前であいさつをする、スピーチをする、といったことがあるかもしれません。
いつもは緊張してうまくいかない・・・という方でも、ちょっとしたコツで前よりスムーズにできるようになるかも。
そんなちょっとしたコツを集めてみました。
よかったら参考にしてみてください。
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事前準備編
①事前準備はしっかりと
急に振られたあいさつなどでなければ、事前準備をする時間があると思います。
話の大まかな流れだけでも組み立てておくと、話をすることがとても楽になります。
その中で、聴いている人が誰でもわかるようなエピソードなども組み込んでおくと、聴いた時に「あ、あのことね」といったような共感も得られやすく、うなずきや笑顔を返してくれることも。スピーチ中、うなずきや笑顔が見られると、自分自身の緊張も少しほぐれてきます。
暗記する必要はありませんが、大まかな流れを起承転結で紙に書き出すこともいいと思います。
②イメージトレーニングをする
あいさつ、スピーチの全体の流れを頭に思い浮かべながらイメージトレーニングをします。
長めの時間のスピーチであれば、事前に何回か練習をして、全体の時間配分を考えておくことも大切です。
当日は緊張して早口になったために、予定の時間より大幅に早く終了してしまうことも想定されます。少し長めの原稿にしておいたほうがちょうどよいこともあります。
また、しっかり口を開くために、顔、口の回りを動かしてほぐしておくようにします。
発声練習ができればいいですが、できないときは声を出さなくても口を「アエイウエオアオ」と何回か動かすだけでも違います。
当日編
③胸を張る
丸い背中は自信のなさが現れます。自信がなくても胸を張っていること。
凛とした、また堂々とした印象を与えてくれます。
④お辞儀は8拍 ゆっくり8を数える
お辞儀をするときは、1・2・3・4で前に身体を倒し、5・6・7・8で戻ってきます。
ゆっくり1から8を心の中で数えながら丁寧にお辞儀をします。
ゆっくり動作を行うことで、自分の緊張もやわらぎますし、見ている方にも丁寧な印象を与えます。
そして、顔を上げる時は、笑顔、もしくは口角を上げておくこと。
能面は怖いです。
⑤笑顔がいいけど、できなければ口角を上げる努力を
話す内容にもよりますが、笑顔で話をされた方が印象はよいと思います。
でも、すごく緊張している時は、無理に笑顔を作っても、顔が引きつって見えるだけになってしまいます。
緊張で顔が固まってしまっている時は、少なくとも口角を上げるように意識しておくこと。それだけでも、やわらかな印象を与えてくれます。
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⑥口を大きく開けることを意識する
あいうえおの口の開け方、意識したことありますか?
ひとつひとつの言葉を、しっかり口を開けて発声することを心がけます。
口が小さいと、モゴモゴしたしゃべりになり、何を言っているかわからないことも。
そのために、事前の発声練習や口の回りを動かしておくことが必要になります。
⑦ゆっくり話すことを意識する
緊張すると早口になってしまうことが多いです。(わたしもそうです)
わたしもいつも、「ゆっくり話そう」を意識していた時は、結果的に聴いている方にとってはちょうどよいスピードになっていることが多いように思いました。
早口だと、肝心の内容が頭に入ってきません。ゆっくり話すくらいがちょうどよいようです。
⑧トーンを低めにする
もとの声のトーンが低めの方や男性はそのままでよいと思いますが、普段の声が高めのトーンの時はやや低めに声を出すことを意識すると、相手にも心地よく伝わります。
キンキンの金切り声で話をされると苦痛ではありませんか?
長く聞くことができません。
また、年を重ねると高い音が聞き取りづらくなってきます。
年配の方が多い時にはトーンを下げてゆっくり目に話した方が伝わります。
(トーンを落としても暗い話し方にはならないように!)
⑨後ろ2列目あたりから、ゆっくりSの字を書くように見る
これはバスガイドの小技なのですが、バス車内で話をするとき、後ろ2列目あたりからゆっくりSの字を書くように見渡していきながら話します。
そうすると、誰もが自分にも目を向けてくれる印象をもってくれることが多いようです。
それをスピーチ会場でも応用します。会場の規模にもよりますが、後ろの方からゆっくり大きなSの字を書くように見ていくようにします。
たまに、前の方の席の方に対してだけで、やり取りをしてしまったりする人を見ることがありますが、そうすると後方の席の方は取り残された思いをすることがあります。
かといって、一点だけを見つめているとちょっと怖い。ゆっくり見渡すことで、どの席の方も自分を見てくれているように思ってくれます。
⑩主役は自分ではなく、聴いてくれている方たち
シチュエーションにもよりますが、自分がスピーチをしていると、自分が主役なんだ、自分がよければいい、といったようなひとりよがりになってしまったりもします。
少し視点を変えて、「主役は聴いてくれている方たち」と思ってみると、相手が心地よく、わかりやすく聴いてくれるためには何ができるか、それを思いながらスピーチができるかもしれません。
事前準備にも反映できると思いますし、当日もできることがあると思います。
結果として、自分も気分よくスムーズにスピーチができる、よい結果になるかもしれません。
楽しみながらやろう
大勢の人の前で話すことは緊張する、たくさんの視線が集まって嫌だ、という気持ちで臨むと、その気持ちが潜在意識の中にしっかり刷り込まれて結果的に緊張するし、苦手意識も高まってしまいます。
できることなら、楽しみながらやってみること。
それができれば半分以上は成功です。
少し長くなりましたが、素人ながら自分の経験に基づいたちょっとしたコツです。
少しでもお役にたてればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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