らっきょうの季節がやってきた
この時期の母の手仕事
6月は、らっきょうと梅の季節。
毎年この時期になると、母はらっきょうと梅干しを大量に仕込んでいます。
らっきょうは、10キロ。
昔は、母がひとりで全部らっきょう漬けを仕込んでいました。
ここ数年は、予定が許す限り、皮むきの手伝いに行っています。
ひたすら皮をむく
ひとつひとつ根を取って、回りの薄い皮をむいていきます。
地味だけど、かなり根気のいる作業。
包丁を持っている手は、だんだん痛くなってくるし、皮をむくとベトベトもしてくるし・・・。
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らっきょうは、置いておくと芽が出てきてしまうため、この皮むきの作業はできるだけ早く終わらせなければなりません。
母は昔、みんなが寝た後にひとりでこの作業をしていました。
もう少し、手伝っておけばよかった・・・。今になって思います。
甘酢漬け
皮むきの作業が終わると、全部洗って、水気を取って、甘酢に漬けます。
母の長年のレシピ。酸っぱすぎず、甘すぎず、程よい加減なのです。
こちらは、1年前に漬けたもの。
若い頃はほとんど食べなかったのですが、だんだんとそのおいしさがわかってきました。
みそ漬け
こちらは、みそに漬けたもの。
写真は、その日に漬けたものなので、まだ若いです。
だんだんと味が染みてきます。
小さい粒のものを選んでつけています。
こちらは、それほど量は漬けないので、この時期限定のお楽しみ。
個人的には、甘酢につけたものより、こちらの方が好きかも。
お酒も進みそうな味です。ちびちび大事にいただきます。
ずっと食べ続けたい味
母は毎年、「来年はできるかしら。もう今年で最後になるかしら」なんて言いながら漬けています。
でも、楽しみにしている人たちがたくさんいるので、毎年たくさんのらっきょうの皮をむいて、重たい重たいといいながらも漬けこんでいます。
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わたしも、今年こそはちゃんとレシピを教わって、わたしが漬けるようにならなくてはとも思いながら、やっぱり母の味が好きで甘えてしまっています。
いつまで味わえるかはわかりませんが、来年もまたその来年も、一緒にたくさんの皮むきをして、いつまでも母の味を楽しんでいたいなと思うのです。