新卒から長く勤めた会社は旅行関係でした。
秋のシーズンが終わって、春のシーズンになる前までは、比較的暇な時期なので、そこで長期休暇をもらって、20代の頃は友人とよく海外旅行へ行きました。
ハワイやグアムのリゾートや、バリではダイビングのライセンスをとったり、アメリカ本土やイタリア、韓国、台湾、上海など。
ツアーがベースの旅なので、バックパックを背負って・・・とかと言ったようなタフな旅ではないですが、たくさん歩き回って、いろんなものを見てまわり、いろんな経験をした、かけがえのない旅の思い出です。
旅行関係に勤めていたということで、まわりも旅好きな人がたくさんいました。
いろいろ話をしていくなかで、ある先輩の男性に「アジアは若いうちに行った方がいい」と言われたことがあり、それが今でも覚えているくらい印象に残っています。
自分たち日本人と同じ皮膚の色を持つ人たちが、自分たちとは全く違う言葉を話し、違うものを食べ、違う文化を持っている。それを目の当たりにすることで、自分の価値観や世界を見る目が違ってくる、というものでした。
これは、横浜中華街(笑)
年に一度程度の海外旅行なので、アジアをいくつも旅をすることは叶いませんでしたが、それでも人のパワーや街全体から感じる熱気など、その土地に降り立たなければわからない、アジア特有の雰囲気というのは多少は感じ取れたと思っています。
そして、自分がどこまで変われたかはわかりませんが、自分の価値観や世界を見る目は行く前より少しは違ってきたのかな、と当時20代のわたしは感じました。
先輩には、いい言葉をかけてもらって今でも感謝しています。
今の若い世代の方たちは、旅行することにあまり興味を覚えない人が多いと聞いたことがありますが、個人的には国内でも海外でも、若いうちに自分でいろんなところへ行って、いろんな経験をした方がいい!と思っています。
わたしには子供はいませんが、もしいたらそんなことも伝えたかった。
もう、若いと思われる歳ではないですが、久しぶりにアジアの熱気に触れたくなりました。
来年、さくっと行ってこようと計画中です。