おととし、父を亡くした時にお墓を購入するという場面に直面しました。
急なことだったので、もちろん事前に両親とそのような話をすることもなく、また急なことだったのでわたし自身も何も予備知識を持っていませんでした。
母もまったく何もわからないという状態で、手探りの中から始めたお墓さがしだったのですが、最終的に屋内墓苑というものを選びました。
最近、テレビなどでも話題になっていますね。こういうスタイルのお墓が増えてきているようです。
うちで選んだ墓苑は、交通アクセスがよくて、手軽に?お墓参りができます。
イメージとしては、エレベーターホール。(たとえが悪いかも知れないのですが・・・)
エレベーターを待っているようにドアの前に立ちカードをかざすと、納骨箱が移動してきて墓石にセットされ、ドアが開きます。
お焼香をして、済んだらドアを閉めて終了。
簡単です。5分もかからないくらい。
事前にお花を用意する必要もなく(すでにお花はささっている状態の墓石です)墓石を掃除したりすることもありません。
お寺に併設されている墓苑ですが、そのお寺の檀家になることもなく、中で法要もできて、その際もこちらのお寺のお坊さんにお願いすることもできますし、ご自身の宗派のお坊さんに来ていただくこともできます。宗派も問われません。
(これは墓苑ごとに違うかもしれませんので、それぞれご確認くださいね)
あっけないくらいのあまりに簡単なスタイルのお墓参りで、最初は母もこれで良かったのかしら??なんて思っていたのですが、お寺との(めんどくさい)しがらみなどもなく、お値段などのいろいろな面でも、こういうスタイルにして良かったと言っています。
お墓参りというと、電車や車で向かって1日がかり・・・というイメージだったのですが、交通アクセスがよいと簡単に行くことができて、これも大事なことなのだと思いました。
郊外のお墓からこういう墓苑に移すという方もけっこういらっしゃるようで、うちも行くたびに、説明を聞きにこられた方と一緒になることも多いです。
うちも、月1回程度、母と待ち合わせてお墓参りをします。
都心に出るのですが、実家からも1時間ちょっとで母もよい気分転換になっているようです。
ランチをして、そのあとのスイーツの時間も楽しみ。
お墓参りのついでのランチか、ランチのついでのお墓参りかわからないね・・・なんていつも笑ってますが。
父は母の介護を必要としていた状態だったので、こんなランチの時間も父が亡くなったことによって持てるようになったのですが、今は母とのこんな時間を大切にしたいと思っています。