今年に入って読んだ小説3冊は、自分から手に取ったものではありませんでした。
もともと、叔母と母の間で、読んだ本をそれぞれ交換したりしながら読んでいたらしく、たまたま実家に帰った際に、その中のいくつかをわたしももらって読んでいるうちに、叔母⇔母→わたし、といったような本の流れができたのです。
(叔母と母の間では、たくさんの本のやり取りがあるようなので、わたしがもらってくるのはその中のほんの一部ですが)
堂場瞬一さんという作家も、名前は知っていましたが、今まで読んだことがありませんでした。
叔母が好きなようで、回ってきた警察小説を昨年にいくつか読んだことがあるのですが、スポーツ小説もたくさん書かれているようで、駅伝がモチーフになっている「チームⅡ」(Ⅰは昨年読みました)と水泳日本チームの話の「水を打つ上・下」を今年に入って続けて読みました。
どれも文庫本でも、かなりボリュームのある本なのですが、読み始めたらおもしろく、本当はほかに読みたかった本があったのですが、どんどんこちらを読み進めてしまいました。
人が好きなものを自分も手に取ってみたら、新しい発見があったり、そのおもしろさにはまってしまったりすると、ちょっと得した気分にもなりますが、今回のこの本の出合いは、まさにそんな感じでした。
自分からは本屋さんでも選ばないだろう本でしたし。
前だったら、本でも何でも「わたしはこれが好き」という感じで、人がおもしろいよ、と言っても、余程興味がなければ、( ´_ゝ`)フーンとスルーしてしまうことも多かったのですが、人が勧めてくれたものはできるだけ手に取ったりしてみようと思うようになりました。
それで、やっぱり自分には合わないなと思ったら、そこでやめたっていいんだし、と。
そこから、また自分の幅が広がったら、それはうれしいことですしね。
というわけで、叔母、母を経てやってきた本を3冊立て続けに読みました。次の本は、自分で選んだ本を読みたいなと思い、軽く読めそうな本を2冊ほど買ってきました。
読書習慣、取り戻せています。