味覚を簡単にプチリセットする方法。
断食をするとか、ファスティングをするとか、砂糖を断つ、とかいろいろありますが、個人的に効果が感じられて、いろいろ試してみたなかでもっとも簡単に取り組める方法として
塩分を控える
というのがあります。
過去にも何度か“体の塩抜きをする”ようなことを記事でご紹介していますが、塩分を控えることで、鈍っていた舌の感覚がリセットされるような感じもあります。
“体の塩抜き”では、塩・味噌・醤油を使わない日を作る、というようなことで紹介していますが、普段使っている醤油や塩の量を少し意識するだけでもだいぶ変わってくると思います。
いつもは何も考えずに醤油や塩をかけていたのを少し減らす→だんだん減らす→減らしていくうちに何もかけないで食べてみるということもできるかもしれません。
そうすると、素材本来の味がダイレクトにわかってきます。
例えば、冷ややっこにかける醤油とか、ゆでたまごにかける塩とか、野菜の塩もみではなくてそのまま食べるとか・・・。
加工品や外食は味付けが濃く作られているので、食べる機会が多いと濃い味覚に慣れてきてしまいます。そうするとどうしても塩分過多になってしまいます。
そして、どんどん味の濃いものを求めるようになってきます。
自分で味を調整できるものだけでも意識して少し減らしていくだけでも舌の感覚というのは変わってきますよ。
以前、友人主催のお食事会で出てきたお料理のひとつ。鎌倉野菜たっぷりでした。こんなサラダも何もつけずにいただくのが好き。
そんなわたしもここしばらく、外食がいつもより多かったり、帰りが遅くて惣菜に頼ったりという日が続いていました。
そうすると不思議なことに、普段あまり食べないスナック菓子を欲したりとか、甘いものをやたら食べたくなったりしてくるのです。
“濃い味”を身体が求めていたんでしょうね。
なので、“体の塩抜きデー”を何日かしてみたところ、間食の欲求が減ってきたんです。
ちょっと増えた体重ももとに戻ってきたといううれしいおまけ付きで。
もちろん、人によって合う、合わないがあると思います。
塩分は人間にとってもとても大切なもの。
特にこれから暑くなって汗をかく時期にはとても必要なものになってきます。
ですので、決して無理をせずに、自分の身体と相談しながらやってくださいね。